診療時間
HOME  > 病気の解説 > その他の病気について

その他の病気について

以下のような疾患や症状もありますが、これらの症状はMRIやCTなどの専門的な設備や特殊な知識を有した専門スタッフが必要となるため、当院では充分な治療が行えない可能性があります。

PTSD

PTSDは心的外傷後ストレス障害とも呼ばれ、命に危険が迫るような非常に強い恐怖や、事故、暴行、脅迫などの事件によるトラウマになるような体験した後、その出来事を繰り返し思い出して恐怖がよみがえってきたり、その出来事に類似した場面を避けたり、逆にそのような場面を思い出すことができなくなったり、神経が常に過敏になり、イライラして集中できず、不眠になる等さまざまな症状に悩まされる病気のことを言います。

自律神経失調症

自律神経失調症とは、非常に広い定義として使われる言葉で、うつ病や睡眠障害なども広い意味では自律神経のバランスが崩れたことが原因で起こる病気です。自律神経は内臓の機能やホルモン分泌などのすべての器官を調整する神経です。通常は自律神経を構成する“交感神経”と“副交感神経”という、車でいえばアクセルとブレーキのような役割をする神経がバランスを取ることによって、体の機能を一定に保っています。しかし、ストレスなどの刺激が長時間続くとその2つの神経のバランスが崩れ、自律神経失調症になってしまいます。

摂食障害

摂食障害は主に食べることを拒んでしまう『拒食症』と反対に際限なく食べ続けてしまう『過食症』の2タイプがあります。この2つの症状2つが交互にあらわれるケースが多く見られます。摂食障害は女性、特に若い女性に多く見られます。摂食障害の原因は無理なダイエットやストレス、また思春期の女性の場合は体重が増えることに対する恐怖感が摂食障害の引き金になるケースがあります。

発達障害

発達障害はさまざまな先天的な要因によって、以下の3つの症状が見られる病気です。

自閉症

コミュニケーション能力の障害

学習障害

聞く、話す、 読む、書く、計算するといったものの中で、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す状態

注意欠陥・多動性障害

細かな事柄に集中できなかったり、注意力が長続きせず忘れっぽい「不注意」、落ち着きのなさや、静かにしていなければならない時に、しゃべったり走り回ったりするなどの「多動性」、自分の気持ちをコントロールできず、よく考えないで衝動的に物事を行ったりする「衝動性」の3つからなる障害


発達障害の原因は脳などの先天的な異常で、親のしつけや、子供との接し方によってなることはありません。

手首自傷症候群(リストカットシンドローム)

自分の腕や手首をカッターナイフ、かみそりなどの刃物で切り刻み、それを何度も繰り返す行為を「手首自傷症候群(リストカット・シンドローム)」といいます。対人関係の問題や仕事の失敗、悲しい・辛い体験が行動のきっかけになります。切った事で落ち着きを取り戻すのですが、前述のようなきっかけで再びリストカットを繰り返してしまいます。

アダルトチルドレン

親からの虐待や、親がアルコール依存症などの何らかの問題のある家庭で育った結果、その体験が成人になっても心理的外傷(トラウマ)として残ってしまう病気です。アダルトチルドレンの人は、完璧主義であったり、対人関係が苦手であるといったことが原因で、日常生活に悪い影響を与えてしまいます。

パーソナリティー障害

パーソナリティ障害とは、一般的な大人に比べて、極端な考えや行為を行ったりして、結果として日常生活に支障をきたしてしまう状態を指します。パーソナリティ障害は一般的に、以下の3分類に分けられています。

風変わりで奇異、妄想を抱き易く、自閉的な性質の人格障害。

感情的で混乱の激しい人格障害。演劇的・情緒的・移り気。ストレスに弱く他人を巻き込む。

不安や恐怖感が非常に強い人格障害。周囲の評価・視線に非常に敏感でそれがストレスとなる。